令和6年度 新人看護職員のための社会人基礎力習得セミナー開催報告
公益社団法人東京都看護協会では、「新人看護職員のための社会人基礎力習得セミナー」を令和6年4月から6月の3ヶ月に渡り9回開催しました。
このセミナーは、新人看護職員が看護職としての社会人基礎力を習得することで、多様な人々とかかわり業務を遂行できる能力を身につけることを目的とし、厚生労働省「新人看護職員研修ガイドライン」(改訂版)に基づいたカリキュラムで構成されています。
本セミナーでは、ガイドラインの「Ⅰ 看護職員として必要な基本姿勢と態度」を中心に学びました。
○看護職員として必要な基本姿勢と態度
1 看護職員としての自覚と責任ある行動
2 患者の理解と患者・家族と良好な人間関係の確立
3 組織における役割・心構えの理解と適切な行動
4 生涯にわたる主体的な自己学習の継続
プログラムは、特別講演「看護職としての社会人基礎力」と題し、岐阜大学名誉教授箕浦とき子先生と聖マリアンナ医科大学総合教育センター副センター長の近藤昭子先生にご登壇いただきました。
社会人基礎力とは、どのような仕事にも求められる必要最低限の能力のことです。3つの能力・12の能力要素を活用し、看護職に必要な態度・能力について学びました。
「新人看護職に必要な倫理的視点」では、事例のワークを交えながら医療倫理、看護倫理に基づく看護実践について学びました。
「患者とのコミュニケーション」では、患者と接する時に気をつけるポイントやコツについてロールプレイングで実践しながら学びました。
他の施設の新人職員との交流会も実施し、盛りだくさんの一日となりました。
講義の他、東京都看護協会の活動内容や研修についてもご案内し、これから看護職として活躍する皆さまに有益な情報を提供する場となりました。
参加者からは、「病棟では習わないような看護師としての基本的なスキルを身につけることができた」、「他施設の方とも交流が多くあり、楽しくセミナーを受講できた」、「看護協会について理解できた」等の感想が寄せられました。
94施設1000超の新人看護職員の皆さまにご参加いただいた本セミナーは令和7年度も開催が決定いたしました。新人看護職員教育担当者や管理職の皆さまは、ぜひ参加を検討いただければ幸いです。
詳細が決まり次第、ウェブサイトで公開いたします。ご期待ください。
アンケート結果
本セミナーのアンケート結果を公表いたします。
全日程全参加者の97%の方に満足できたとご回答いただきました。また、参加者の99%が講義内容を社会人として働く上で役立てられると回答するなど、 大変高い評価を頂戴することができました。
新人を送り出す側の管理者の方からは、参加決定理由は講義の内容が良いから参加を決定し、92%の管理者から今後の能力向上に役立つとご回答いただいています。
アンケート結果はPDFファイルをご覧ください。
令和6年度日程
令和6年 4月、5月、6月 全9日程
時間 9時30分~15時30分 休憩12時~13時
各回定員100名
会場 公益社団法人東京都看護協会会館 東京都新宿区西新宿4丁目2番19号
対象 令和6年度新規入職の新人看護職 会員・一般(令和6年度入会検討中の方)
参加費 無料
プログラム
時間 |
講義 |
講師 |
9:30-11:00 |
【特別講演】 社会人基礎力とは、どのような仕事にも求められる必要最低限の能力のことです。 |
4月11日 5月16日 6月3日 4月19日 24日 25日 26日 5月15日 4月12日 |
11:00-12:00 |
看護職の倫理 |
東京都看護協会常務理事 |
12:00-13:00 |
休憩 |
|
13:00-14:00 |
患者とのコミュニケーション |
東京都看護協会常務理事 |
14:00-14:30 |
活用しよう!看護協会 |
東京都看護協会会長 |
14:30-15:30 |
交流会 |
|
令和7年度参加登録フォーム
令和7年度開催案内ご希望の場合は、下記フォームよりお申し込みください。
詳細が決定次第、ご案内を送付いたします。
本セミナーに関するお問い合わせ
公益社団法人東京都看護協会
社会人基礎力習得セミナー事務局
contact@tna.or.jp