公益社団法人東京都看護協会では、定款に基づき看護業務の開発・改善に資する事業を行っております。この事業は看護に係る調査・研究による最新情報の発信、看護職の役割変化等に関連した看護業務の開発・改善・普及啓発、および医療安全や看護に関する新しい知見等の情報提供を行うとともに課題提言を行うことを目的としています。
令和5年度は調査事業として、1.行政保健師の人材育成等に関する調査、2.病院看護管理実態調査を行いました。調査にご協力くださいました皆さまには厚く御礼申し上げます。
このたび、調査結果がまとまりましたので、公表いたします。
調査から明らかになった課題やお寄せくださいましたご意見については、今後の事業計画に反映させていくとともに、看護職を取り巻く環境やニーズも変化する中、国民の健康と生活を守る看護職への支援方法を検討し、政策提言や情報発信に取り組んでいきたいと考えております。
1 行政保健師の人材育成等に関する調査
公衆衛生看護の現場における人材育成や業務管理等に関する実態及び課題を明確にすることにより、今後の協会事業、国への要望、関係機関との連携等の取り組みを展開するために実施しました。
[対象]東京都特別区、市町村における管理的な立場の保健師
[調査期間]2023年11月28日~12月22日
[依頼数]54施設
[回答数]36件(有効回答率66.7%)
2 病院看護管理実態調査
東京都内病院における看護管理の実態を把握し、今後の協会事業、国への要望、関係機関との連携等の取り組みを展開するために実施しました。
[対象]東京都内病院における看護管理代表者
[調査期間]2023年12月1日~12月22日
[依頼数]629施設
[回答数]192件(有効回答率30.5%)