研修開催報告

令和8年9月12日(土)

終末期を支えるACPの実践1~実践編

講師 がん研究会有明病院

   がん看護専門看護師 三澤 貴代美 先生

 

今年度第3回目となる東部地区支部研修を集合形式で開催しました。

前回の「基礎編」に引き続きがん研究会有明病院のがん看護専門看護師である

三澤貴代美先生を講師にお迎え、「終末期を支えるACPの実践1~実践編」をテーマにご講義いただきました。

 

 三澤 貴代美 先生

 

 

前回の「基礎編」から継続して参加された受講生も多く、関心の高さがうかがえました。講義冒頭の振り返りでは、「ACPは時に患者さんの負担になることもあるため無理に進めず、患者さんのペースを尊重すること」の大切さを再認識しました。また、がん患者であればある程度経過を予測しやすいため介入時期を見極めやすい一方、心不全等の慢性疾患においては個々の経過に応じたアプローチが必要であることも学びました。

 

講義後半では基礎編を踏まえ、コミュニケーション技法のひとつである「NURSE」を用いた3人1組でのロールプレイを実践しました。どのグループも真に迫る演技で役になりきり、相手の思いを尊重しながら向き合う姿が印象的でした。

 

研修の模様

 

         

 

 

 

参加者からは、

「患者役を演じることで、答えにくさや精神的な負担感を実感出来た」

「声のトーンや間の取り方で話しやすさが変わることや、表情から感情を読み取り寄り添う大切さを学んだ」

といった声が寄せられ、非常に実りある研修となりました。

 

前回の「場面に応じた関わりのヒント」から、さらにステップアップし、学びを深めることができました。参加者一人ひとりが現場に戻り、日々のケアの中でこぼれる患者さんの言葉から大切な手がかりを見出し、チームで対話を重ねていくことを期待します。

 

教育担当役員 小関あゆみ(平成立石病院)