看護研究実践報告会報告

第31回 東部地区支部看護研究実践報告会のご報告
催日時:令和4年11月12日(土)
コメンテーター:大出 順先生 帝京科学大学医療科学部看護学科基礎看護学 講師

 

東京のシンボルであるイチョウの木も黄色く色づき、秋を感じる11月12日に東部地区支部看護実践報告会を実施しました。今回は演題数5題の発表となり、その内容は小児から老年に至る幅広いものとなりました。
24名の参加者からは様々な質問が出され、活発な意見交換も行われました。

 

 

講評を頂いた帝京科学大学医療科学部基礎看護学講師大出順先生からは、個々の研究形態から今後の展望について丁寧な説明があり、発表者からも好評でした。

 

 

これからも東部地区支部内で活発な意見交換ができる場を提供したいと考えております。
ご協力いただいた皆様に感謝いたします。。

 

 

東部地区支部 看護研究担当 永松 智鈴[博慈会記念総合病院]

 


第30回 東部地区支部看護研究実践報告会のご報告
催日時:令和4年1月22日(土) オンライン開催(Zoom配信)
コメンテーター:大出 順先生 帝京科学大学医療科学部看護学科基礎看護学 講師

 

  昨年は新型コロナウイルス感染症の影響で開催に至らなかった看護研究実践報告会でしたが、今年は感染に配慮しオンラインで開催することができました。会場での発表2題とオンラインでの発表3題、参加者もオンラインでの意見交換をすることができました。

 

  内容は経管栄養プログラムを使用することで経腸栄養を導入した患者に対しすべての看護師が同じように行え、患者のステップアップに関わることができた症例。文献レビューから認知症患者の在宅復帰には認知症ケアと在宅での介護者の支援が大事であるという症例。コロナ禍の今だからこそ取り組んだジェルネイルの取り組みやN95マスク着用の訓練を通して防護効果をあげ医療者の感染を防ぐ取り組み。レクリエーションを通して離床の拡大、そこには患者の生活背景を捉えた関わりがあり看護の力を感じる内容でした。

 

  先生より、1つ1つの演題に講評をいただき、日々看護として取り組んでいることに視点を当てた取り組みで、非常にレベルが高い研究とのお褒めのお言葉をいただきました。またその1つ1つの積み重ねが今後の看護を作っていきます。

 

  東部地区支部の各施設で実践している看護について発表し、意見交換することで新たな気づきと、今後の貴重なヒントになった看護研究実践報告会となりました。

 

 

【演題】

1 当センターの「経腸栄養開始プログラム」を活用し経腸栄養を導入した事例
   順天堂大学医学部附属東京江東高齢者医療センター
   寺師由華氏

2 医療現場におけるジェルネイルの実用性
   松江病院
   安倍悠氏・早川優氏

3 介護老人保健施設における認知症高齢者の在宅復帰に関する研究~文献レビューを通じて~
   特別養護老人ホーム 江戸川さくらの杜江戸川さくらの杜
   友野みつ氏

4 N95マスク着用時の訓練必要性について ~定量的フィッティングテストによる検証~
   日本私学振興 共済事業団 東京臨海病院
   石灘雅弘氏・長井直人氏

5 レクリエーションを通して離床時間の拡大につながった症例
   社会医療法人社団正志会 葛飾リハビリテーション病院
   萩ノ谷ミヨ子氏・稲場綾氏

 

 

東部地区支部 濵﨑 郁代[東京女子医科大学付属 足立医療センター]