第33回看護研究実践報告会

日時 令和6年11月9日(土)14時~16時(予定)
会場 公益社団法人東京都看護協会 302研修室

 

秋晴れの11月9日(土)14時から、第33回東部地区支部看護研究実践報告会が開催されました。当日は70名を超える地域の看護職・介護職が集い、活気のある報告会となりました。
発表演題は10題で、看護師、助産師のほか介護福祉士からの発表もありました。どの演題も臨床実践に基づいた内容で、地域で共有するにふさわしい素晴らしい内容でした。質疑応答も活発に行われ、参加者の熱意が伝わる地域の看護の質向上に寄与できたのではないかと思います。
また、当日は帝京科学大学医療科学部基礎看護学の松田先生より講評をいただき、学術的な取り組みを現場や地域に広める大切さについて学ぶことができました。
次年度以降も地域の看護を共有する場として開催を継続していきます。

 

 

開催報告PDF

 

東部地区支部看護研究担当役員 永松智鈴(博慈会記念病院)

 

演題

1 新型コロナ感染症蔓延から始めた手指衛生サーベイランス ~当院の取り組んだ結果と今後の課題~
   医療法人社団晃山会 松江病院

2 手術を受ける患者の術前準備不備発生要因に関する調査 ~キーワード:術前準備、術前準備不備・発生要因・後向き研究~
   東京都立病院機構 東部地域病院

3 当院のストマ外来の実績から見る地域との連携と今後の課題
   東京女子医大附属足立医療センター

4 院内助産における私の助産実践
   東京女子医大附属足立医療センター

5 人工呼吸器管理・維持透析導入中のALB低値、重度の下痢患者の仙骨部褥瘡治癒までの看護について
   社会福祉法人仁生社 江戸川病院

6 認知症マフが身体拘束へ及ぼす効果
   森山記念病院3階 看護師

7 療養病棟における身体抑制最小化への取組み
   亀有病院

8 認知症患者のかかわりと身体拘束解除に向けた取り組み
   森山記念病院2階 介護福祉士

9 思いに寄り添うケアの実践 ~看護補助者としての倫理と接遇~
   森山脳神経センター病院5階 介護福祉士

10 病棟看護師の救急カート点検に関する実態調査
   東京臨海病院

※ 発表順ではありません。

 

講評 帝京科学大学医療科学部看護学科基礎看護学 講師 松田順先生

 

 

 

 

[お問い合わせ先]  
 東部地区支部 看護研究担当 
 博慈会記念総合病院 永松智鈴 
 070-6480-7960 Eメール c.nagamatsu@hakujikai.org

 

演題案内参照 PDF(112kb)

 


開催実績 看護研究実践報告会

第31回 東部地区支部看護研究実践報告会のご報告
催日時:令和4年11月12日(土)
コメンテーター:大出 順先生 帝京科学大学医療科学部看護学科基礎看護学 講師

 

東京のシンボルであるイチョウの木も黄色く色づき、秋を感じる11月12日に東部地区支部看護実践報告会を実施しました。今回は演題数5題の発表となり、その内容は小児から老年に至る幅広いものとなりました。
24名の参加者からは様々な質問が出され、活発な意見交換も行われました。

 

 

講評を頂いた帝京科学大学医療科学部基礎看護学講師大出順先生からは、個々の研究形態から今後の展望について丁寧な説明があり、発表者からも好評でした。

 

 

これからも東部地区支部内で活発な意見交換ができる場を提供したいと考えております。
ご協力いただいた皆様に感謝いたします。。

 

 

東部地区支部 看護研究担当 永松 智鈴[博慈会記念総合病院]

 


第30回 東部地区支部看護研究実践報告会のご報告
催日時:令和4年1月22日(土) オンライン開催(Zoom配信)
コメンテーター:大出 順先生 帝京科学大学医療科学部看護学科基礎看護学 講師

 

  昨年は新型コロナウイルス感染症の影響で開催に至らなかった看護研究実践報告会でしたが、今年は感染に配慮しオンラインで開催することができました。会場での発表2題とオンラインでの発表3題、参加者もオンラインでの意見交換をすることができました。

 

  内容は経管栄養プログラムを使用することで経腸栄養を導入した患者に対しすべての看護師が同じように行え、患者のステップアップに関わることができた症例。文献レビューから認知症患者の在宅復帰には認知症ケアと在宅での介護者の支援が大事であるという症例。コロナ禍の今だからこそ取り組んだジェルネイルの取り組みやN95マスク着用の訓練を通して防護効果をあげ医療者の感染を防ぐ取り組み。レクリエーションを通して離床の拡大、そこには患者の生活背景を捉えた関わりがあり看護の力を感じる内容でした。

 

  先生より、1つ1つの演題に講評をいただき、日々看護として取り組んでいることに視点を当てた取り組みで、非常にレベルが高い研究とのお褒めのお言葉をいただきました。またその1つ1つの積み重ねが今後の看護を作っていきます。

 

  東部地区支部の各施設で実践している看護について発表し、意見交換することで新たな気づきと、今後の貴重なヒントになった看護研究実践報告会となりました。

 

 

【演題】

1 当センターの「経腸栄養開始プログラム」を活用し経腸栄養を導入した事例
   順天堂大学医学部附属東京江東高齢者医療センター
   寺師由華氏

2 医療現場におけるジェルネイルの実用性
   松江病院
   安倍悠氏・早川優氏

3 介護老人保健施設における認知症高齢者の在宅復帰に関する研究~文献レビューを通じて~
   特別養護老人ホーム 江戸川さくらの杜江戸川さくらの杜
   友野みつ氏

4 N95マスク着用時の訓練必要性について ~定量的フィッティングテストによる検証~
   日本私学振興 共済事業団 東京臨海病院
   石灘雅弘氏・長井直人氏

5 レクリエーションを通して離床時間の拡大につながった症例
   社会医療法人社団正志会 葛飾リハビリテーション病院
   萩ノ谷ミヨ子氏・稲場綾氏

 

 

東部地区支部 濵﨑 郁代[東京女子医科大学付属 足立医療センター]