研修開催報告
開催日:令和5年2月4日(土)
会 場:医療法人財団立川中央病院
テーマ:新人教育
目 的:新卒新人の教育的支援について理解する
講 師:国家公務員共済連合組合 立川病院 認定看護管理者 菱沼啓子 先生
令和5年2月4日(土)に「次年度に入職する新人を支援するための研修」を開催しました。
研修参加者は15人。終始和やかな雰囲気の中、積極的な意見交換が行われ、多様な背景を持つ新人を理解し、それぞれに応じた様々な支援方法を学びました。
[受講者の感想]
●新人・プリセプター・指導者がチームとなり、それぞれが協力して業務に取り組みながら成長していくためには、心身の健康やお互いの信頼関係が重要であると実感しました。世代、性格、生活背景により指導・育成方法は異なりますが、思いや考えを傾聴し、現在の悩みも今後の看護師人生の中で必ず役立つ経験であると伝え、寄り添えるように関わっていきたいと思いました。
●Z世代との関わりについて日々どのようにしたらよいのか悩んでいました。講義を受け、相手を理解する(同じ方向を向いて)、自分の価値観で考えないということの大切さを学びました。改めて、相手を理解することの大切さを学びました。
●新人教育に関して、深く学び、知ることが出来ました。
●自分の孫世代のようになってしまったZ世代の特徴を学び、良かれと思って行った指導方法が間違っていたことが分かり、ショックを受けました。改めて相手との関わりの重要性を学びました。
ご参加くださいました受講者の皆様、ありがとうございました。
多摩北地区支部では看護実践に役立つ研修を次年度も計画しております。
ウェブサイトを確認していただき、お申し込みください!
開催日:令和5年1月7日(土)
会 場:医療法人財団立川中央病院
テーマ:高齢者看護Ⅱ
目 的:看取りの看護・意思決定支援の大切さを学ぶ
講 師:公立阿伎留医療センター 緩和ケア認定看護師 堀江亜紀子先生
令和5年1月7日(土)に看取りの看護・意思決定支援を学ぶことを目的に「高齢者看護Ⅱ」の研修を開催しました。
[受講者の感想]
●意思決定支援はとても大切であり、必要な看護ですがその反面、患者様と家族の思いが揺らいでしまうため、その時々の場面を逃さず、ACPの修正をしていくことが大切であり、そのサポートができる看護師でありたいです。患者様や家族の思いを傾聴し、何気ない一言をとりこぼさないように、揺れ動く思いに添い続ける役割ができるように学んでいきたいと思います。インフォームドコンセントについて「説明―同意モデル」から「情報共有―合意モデル」になっていることを多職種で共有し、患者様、家族に対応できると良いと思いました。
●今、受け持っている患者様のためにどんなことができるのだろうと改めて思いを強くしました。訪問看護師をしていたので、ご自宅での生活に近づけられるよう、日々患者様の思いに寄り添ったケアを思って仕事をしています。
●ACPでは、本人が色々なことができなくなっても、人として尊重した意思決定支援の大切さを強く感じました。先生の体験されたエピソード一つ一つが、とても心に残り、感化されました。人として、看護師として、患者様、家族との関りを大切にしていきたいと思います。
今後も新型コロナウイルス感染症の状況を見ながら研修を開催していきます。
今後の研修内容、研修生の募集についてはウェブサイトをご確認ください。皆様のご参加をお待ちしています。
開催日:令和4年11月5日(土)
会 場:医療法人財団立川中央病院
テーマ:高齢者看護Ⅰ
目 的:人生の最終段階にある高齢者について理解する
講 師:公立阿伎留医療センター 認知症看護認定看護師 宮林佐知先生
令和4年11月5日(土)に人生の最終段階にある高齢者を理解することを目的に「高齢者看護」研修を開催しました。
[受講者の感想]
●高齢者の方の尊厳を大切にしながらも、高齢者の身体的・心理的・社会的特徴を理解する必要性を日々感じながら業務しています。認知症のある方とのコミュニケーションでは、患者様に合ったコミュニケーション方法を模索し対応することや、スタッフで共有することの大切さを改めて学ぶことができました。ケアする側の関わり方も認知症の症状に合わせて伝え方を工夫すること、伝えたいことを厳選することも大事だなと感じました。「私が一緒にいますので大丈夫ですよ」と、患者様が安心できる声掛けができる看護をしていきたいです。
●コミュニケーション方法の伝え方の工夫として、認知症の症状に合わせるという部分が印象的でした。その中で言葉で伝えるうえでは、短くはっきり伝える、反応を待ってから次へ、ということが大切だと再認識できました。私自身も認知症をもつ高齢者の方へは、一文で穏やかに、笑顔でケアすることを心がけています。相手のペースに合わせるのも大変だと感じることもありますが、反応を待ってから次へいくことは、お互いの信頼関係のために必要だと感じました。
今後も新型コロナウイルス感染症の状況を見ながら研修を開催していきます。
今後の研修内容、研修生の募集についてはウェブサイトをご確認ください。皆様のご参加をお待ちしています。
開催日:令和4年10月1日(土)
会 場:医療法人財団立川中央病院
テーマ:防災
目 的:地域・自施設で実践できる防災、減災の基礎を学ぶ
講 師:独立行政法人 国立病院機構災害医療センター 災害看護専門看護師 岡崎敦子先生
令和4年10月1日(土)に「地域・自施設で実践できる防災、減災の基礎を学ぶ」を目的とした「防災」研修を開催しました。参加した研修生は15名でした。講師の岡崎先生は災害看護専門看護師として御活躍されており、先生の体験を踏まえた講義から、災害に対し、病院の看護師として、また個人として何を備なければならないのか、どう行動しなければならないのかを深く学ぶことができました。
[受講者の感想]
●経験をしたことのない事態に直面した時、いかに被害を最小減に抑えることができるかどうか知識として知っていることが大事だと実感しました。災害時は必要な物品の備えも大切ですが、「知識」の備えという点を意識して防災活動に力を入れていこうと思いました。
●東日本、熊本の震災から家庭で防災準備を行っているが勤め先の病院でどの程度の災害対策を行っているのか知らない部分が多く、今、災害が発生したら、私は対応することが出来ないと実感しました。「普段からの備え」「判断に迷ったら顔を合わせて相談する」を災害時の行動の一つとして覚え、実践することが出来るようにしたいと思いました。
●災害看護ラダーは新人への教育として非常に役立つものでした。普段やっていないことは災害時にできないなど日頃からの看護、行動が大切であることを学びました。
皆様、ご参加ありがとうございました。今後の多摩北地区支部の研修はウェブサイトをご確認ください。
開催日:令和4年7月2日(土)
会 場:医療法人財団立川中央病院
テーマ:メンタルヘルス
目 的:自分らしく看護をするために、看護師のメンタルヘルスを学ぶ
講 師:国家公務員共済連合組合 立川病院 精神看護専門看護師 小林いつか先生
令和4年7月2日(土)「メンタルヘルス研修」を開催しました。
看護師が看護師らしくいられるためのメンタルヘルスについて学びました。
[受講者の感想]
●今回の研修では、メンタルヘルス不全の早期サインを見逃さないことを学ぶことができました。自分のストレスサイン、仲間のサイン、家族のサイン、患者さんのサインを見逃さないことが大切だと思いました。早くサインに気づき、対処できる自分でありたいと思いました。自分の「考え方の癖」を知り、合理的な考え方を意識し、ネガティブな言葉をポジティブな言葉に置き換えることを上手にしていきたいです。
●「自分らしく看護をするために」という研修目的に対し、まず自分自身の精神的な健康状態を理解し、保つことが大事ということを学びました。自分自身、感情的労働が多くて大変な仕事だと感じることがたくさんあり、自己肯定感も低く考えてしまうことも多くあります。今回の研修を受けたことでポジティブな考え方の癖付けやストレス要因を抱えて負担に感じている病棟スタッフに対して何か力になれる一スタッフとして行動できたらと感じました。
●メンタルが下がっている仲間がいたので、今回の講義を聞いて適切な対応を知ることができました。ネガティブをポジティブに変換することや、「~しか」を「~も」に変換していくことを大切にしていきたいと思いました。
今後も新型コロナウイルス感染症の状況を見ながら研修を開催していきます。今後の研修内容、研修生の募集についてはウェブサイトをご確認ください。皆様のご参加をお待ちしています。
開催日:令和4年6月4日(土)
会 場:医療法人財団立川中央病院
テーマ:人材育成
目 的:中途採用者を含むスタッフの育成について理解する
講 師:国家公務員共済連合組合 立川病院 認定看護管理者 菱沼啓子 先生
令和4年6月4日(土)「人材育成研修」を開催しました。
参加者は12名で、今回は中堅以上のスタッフを想定した人材育成方法、中途採用者へのかかわり方を講義していただきました。
参加した研修生からは自施設で抱えている悩みを共有し、今後の人材育成に生かすヒントを得ることができたと好評でした。
[受講者感想]
●具体的な例があり、とても理解しやすかったです。内容も興味深く、集中して受講することができました。教育をする立場として自分自身も知識をつけていきたいと思います。まず出来ることから、相手を知ろうとすること、承認することを意識していきたいと思います。
●指導する立場として日々どのようにアプローチしていけばいいのか悩んでいました。今回の講義の中で、その人がどのような価値観を持って仕事にのぞんでいるのかを知ることが必要なのだと思いました。日々の関わりや挨拶ひとつから、存在意義をもってもらうことは、自己実現の欲求を満たすために必要だと思いました。日々、コミュニケーションをとり、その人を知り組織を発展させられる様なサポートが出来る様に関わっていきたいと思います。とても参考になりました。明日からまた頑張ってみたいと思います。
●リフレクション、コーチング等自分が知りたいことが聞けて良かったです。
様々な状況のスタッフを育成していくにあたってそれぞれのキャリアアンカーを捉えて支援していくことを学べました。スタッフとコミュニケーションをとりお互いに成長していける環境をつくっていきたいと思いました。
●人材育成に興味を持ち、日々悩み、考えています。講義を受け、学んだことを現場で活かせるよう関わりを工夫しようと思いました。相手を変えるのではなく相手を知ることが大事だと思います。それは患者に対する関わり方にも言えることだと思います。職場環境を整え、より良い看護サービスが提供できるように努力したいと思います。
今後も新型コロナウイルス感染症の状況を見ながら研修を開催していきます。
今後の研修計画、募集についてはウェブサイトをご確認ください。
皆様のご参加をお待ちしています。
開催日:令和4年1月8日(土)
会 場:医療法人財団立川病院
テーマ:認知症看護
講 師:吉沢 奈美先生 社会医療法人大和会 東大和病院 認知症認定看護師

新型コロナウイルス感染者が減少傾向であった令和4年1月8日に認知症看護研修を感染対策を取り、研修生の人数を制限しながら対面形式で開催することができました。
[教育委員の感想]
認知症の診断や治療について、地域型認知症疾患医療センターがあり、認知症の専門的な診断がされ、認知症疾患と定めることができる病院であること。地域包括支援センターや市役所との協力をし、認知症の方のサポートや、認知症の診断、かかりつけ医との連携、認知症の専門教育、認知症の初期集中支援とを行っている事。診断は長谷川式だけで行うのではなく、専門的の病院での診断が必要で、かかりつけ医との連携が大事になっていく。
また、さらに高度な診断や治療が必要なときは、拠点型認知症疾患医療センターがある事を知ることができた。また認知症患者の主な原因疾患や、症状、薬物療法の基礎的な知識、合併における留意点など、基本的な内容に看護師として行えること、薬物が第一選択ではなく、看護師の声掛け、態度、相手を理解しようとする姿勢、認知症の人ではなく一人の大切な人として尊重し寄り添うことなど、看護の力が大きく大切だとわかった。実際に、認知症の方の感じる世界観を理解できるように話されるところからは、対面式でなければ感じられない、空気の中体感することができた。今回の講義で学んだことを活かし、認知症の方が笑顔で過ごしていただけるように、寄り添って行きたいと思う。
久しぶりの研修を対面形式で開催することが出来、研修生からも講師からも好評でした。今後も新型コロナウイルス感染症の状況を見ながら研修を開催していきます。ウェブサイトをご確認ください。
多摩北地区支部 伊東恵美子