まちの保健室開催報告
update 2023.7.28「まちの保健室」
開催日時:令和5年5月29日(月)
場 所:しばさき彩ステーション(調布市)
2023年5月29日(月)しばさき彩ステーション(調布市)にて「まちの 保健室」を開催しました。
今回は血圧測定・酸素飽和度の測定、健康相談、じぶんノート(調布市版エンディングノート)の説明を行いました。当日、至誠会看護専門学校の教員2名が見学にお越しになり、地域における看護職の活動を授業に導入することを検討されているとのことでした。
<家庭血圧の結果を共有>
血圧測定では利用者さんが、自宅では収縮期血圧値 が160mmHgであったが、まちの保健室での測定では120mmHgまで下降しており、「朝ちゃんと薬飲んできたのよ」との言葉が聞かれ、薬の効果が出ていることを実感されていました。
【血圧の説明】
【血圧測定の様子】
<エンディングノートにふれる>
じぶんノート(調布市版エンディングノート)については、名前は聞いたことがあるかたはいらっしゃいましたが、詳しく内容を知るかたはいらっしゃいませんでした。内容の説明に入る前に、このノートは決して遺言状という意味合いのものでは無いこと、自分の人生を振り返り、この先やりたいことを書き、考えてもらうものであることを説明しました。また、ご家族にも記入した内容を知ってもらうこと、多くの場合、家族は「本人にはなんとか生きて欲しい」と思っている。そのため家族が本人の考えが分からないと、いざ治療をどうしていくか、本人が選択できないときに(意識がないなど)、悩み、選択した内容を後悔する場合があり、事前に家族にも自分の思いを知ってもらうことが大切であることを説明しました。説明中に、利用者さんから「私は最期、家に帰りたいと思っている」という言葉が聞かれました。他の利用者さんからは「このノートを書いた時には自然な形が良いと思っていても、いざ具合が悪くなった時にやっぱり生きたいと思うかもしれない」と話され、それに対し、「人の心は常に揺れ動くものであるため、撤回しても良いし、日頃から書き直しても良い」ことを説明しました。どの利用者さんもとても熱心に説明を聞かれていました。
【エンディングノートの説明】
【説明に聞き入る利用者さま】