施設紹介 vol.2 東京品川病院
update 2021.12.16 東京品川病院
365日24時間断らない医療を目指して
東京品川病院 看護部 市村小百合氏
病院概要について
平成30年4月1日、東芝病院より経営移譲され、地域のための病院として東京品川病院は生まれ変わりました。CT装置を揃えたERを新設、HCUも12床新設し、24時間365日・土日や夜間でも緊急手術や、より重症な患者さまに対応できる体制を実現しました。外科系の診療体制強化、血管造影装置の一新、内視鏡室もリニューアルし、より良い設備で地域の医療機関と連携し、地域医療に取り組んでいます。
地域貢献
当院は、296床(急性期156床、回復期140床)でスタートし、「地域に根差した敷居の低い総合病院」を目指し医療を行いました。
COVID-19患者の受入れや災害医療対策への強化のため増床を申請し、2021年4月から329床(急性期239床、回復期90床)で運営しております。
2019年10月から休止していた産科を再開、バースセンターとして15床で再開し、多くの分娩を請け負っています。2020年は399人の新しい命が誕生しました。2021年11月までで約1,000人産まれており、2021年は東芝病院時代含め過去最高に近い出産数となりました。また、建設中の新棟には緩和ケア病棟14床で再開、化学療法室の拡充、そしてリニアックを導入する予定です。
新たな取り組み
今年度は、企業と連携して6月末から新型コロナワクチン職域接種を行いました。
病院の職員駐車場に、大型観光バス4台を接種会場として準備し、16日間で約3,000人の接種を終了しました。バスの座席を利用してワクチン接種を行うのは初めての試みですが、企業の社員の方々や病院職員の協力があり、猛暑や大雨など大変な日もありましたが、スムーズに運営することができました。
看護部
「手には技術、頭には知識、患者さまには愛を」という基本理念のもと、当グループでは“人”を思いやる感性を大切にしております。
通常、急性期病棟で治療を終えた患者さまは、早々に自宅に退院となりますが、回復期リハビリテーション病棟がある当院では、疾患により必要なリハビリテーションを手厚く受けられ、自立できた状態で退院となります。私たちは、地域の中核病院としてのこれらの役割を果たすため、職員全員が力を合わせて患者さまをサポートしております。
看護部の理念である「心が伝わる看護」には、責任を伴います。知識・技術・そして心が伴ってこそ信頼される看護職となります。そのために人財の育成に力を入れており、成長した看護職が、十分に力を発揮できるような環境作りを心がけています。
【病院概要】
医療法人社団 東京巨樹の会 東京品川病院
〒140-8522 東京都品川区東大井6-3-22
TEL. 03-3764-0511
病床数 病床数329床(急性期239床 回復期90床)
南部地区支部 広報委員
鈴木海 出水訓寿 福島純子 岩塚晶子