令和７年度　新人看護職員のための社会人基礎力習得セミナー開催報告

公益社団法人東京都看護協会では、「新人看護職員のための社会人基礎力習得セミナー」を令和７年４月から５月の２ヶ月に渡り10回開催しました。

このセミナーは、新人看護職員が看護職としての社会人基礎力を習得することで、多様な人々とかかわり業務を遂行できる能力を身につけることを目的とし、厚生労働省「新人看護職員研修ガイドライン」（改訂版）に基づいたカリキュラムで構成されています。

厚生労働省「新人看護職員研修ガイドライン」（改訂版）

本セミナーでは、ガイドラインの「Ⅰ 看護職員として必要な基本姿勢と態度」を中心に学びます。

○看護職員として必要な基本姿勢と態度

１ 看護職員としての自覚と責任ある行動
２ 患者の理解と患者・家族と良好な人間関係の確立
３ 組織における役割・心構えの理解と適切な行動
４ 生涯にわたる主体的な自己学習の継続

特別講演　看護職としての社会人基礎力　チームの一員となるために必要な「新・社会人基礎力」を育てよう　～看護の証を手にする～　と題し、聖マリアンナ医科大学総合教育センター副センター長の近藤昭子先生にご登壇いただきました。

社会人基礎力のセルフチェックなども交え、モチベーションアップや自分の課題を見いだすことにつながる講義となりました。

「看護職の倫理」では、「看護職の倫理綱領」や事例のワークを交えながら、看護倫理について考え看護実践に必要な医療倫理について学びました。

「患者とのコミュニケーション」では、患者と接する時に気をつけるポイントやコツについてロールプレイングで実践しながら学びました。

他の施設の新人職員との交流会も実施し、盛りだくさんの一日となりました。

講義の他、東京都看護協会の活動内容や研修についてもご案内し、これから看護職として活躍する皆さまに有益な情報を提供する場となりました。

参加者からは、「自分の弱みや強みを可視化できる機会となった。」、「自分の課題を見いだすことができた。」、「内容の一つ一つが、明日から実践できる、したいと思える者ばかりで勉強になった。」等の感想が寄せられました。

86施設1200名超の新人看護職員の皆さまにご参加いただいた本セミナーは令和８年度も開催が決定いたしました。
新人看護職員教育担当者や管理職の皆さまは、ぜひ参加を検討いただければ幸いです。

詳細が決まり次第、ウェブサイトで公開いたします。ご期待ください。

アンケート結果

回答者の94％が「研修に満足できた」と回答。また、参加者の98％が講義内容を社会人として働く上で役立てられると回答するなど、 大変高い評価を受けています。

新人を送り出す側の管理者の方からは、参加決定理由は講義の内容が良いから参加を決定し、98%の管理者から今後の能力向上に役立つとご回答いただいています。

アンケート結果はＰＤＦファイルをご覧ください。

セミナーアンケート結果　PDF1085KB

令和７年度開催概要

日程　令和７年　４月、５月　全10日程

時間　9時50分～16時15分　休憩１時間

定員　各回100名

会場　公益社団法人東京都看護協会会館　東京都新宿区西新宿４丁目２番19号

対象　令和７年度新規入職の新人看護職　会員・一般（令和７年度入会検討中の方）

参加費　無料　

プログラム

注1.2）担当講師は日程別

令和８年度開催決定

詳細、お申込、ご相談は　令和８年度新人看護職員のための社会人基礎力習得セミナーをご覧ください。

本セミナーに関するお問い合わせ

公益社団法人東京都看護協会
社会人基礎力習得セミナー事務局
accept@tna.or.jp