地域包括支援センター保健師・看護師交流会 開催報告

保健師職能委員会企画交流会開催報告

地域包括支援センター保健師・看護師交流会

~あつまれ 地域包括の輪 一人で悩んでいませんか~

 

2024年1月13日の土曜日、保健師職能委員会では昨年度に引き続き「地域包括支援センター保健師・看護師交流会~集まれ地域包括の輪 一人で悩んでいませんか~」と題し、交流会を開催しました。土曜日にもかかわらず73名もの方が参加し、活発な意見交換が行われました。

 

 

交流会のテーマは「自分たちのスキルアップをどうしているか」「新人が入った時にOJTをどうしているか」です。地域包括支援センターは、看護職が一人職場という施設が多いこともあり、入職後の教育体制は課題になっています。入職後それぞれの看護職が手探りで実践力を高めるために努力している状況です。グループディスカッションに先立ち、現場からの話題提供として交流会協力員として活動している3人の方にそれぞれの職場でどのようにキャリアアップを図ってきたのかなど発表いただきました。

 

 

グループディスカッションでは交流会のテーマに沿って意見交換を行いました。どのグループも日頃の悩みや困りごとなどを熱心に語り合い、お互いの状況を理解し、情報共有をする機会になりました。

 

 

参加者からは「もっとフリートークしたい」「もっと話したい」等、交流の機会を持ちたいという意見が多く寄せられました。また、地域包括支援センターで勤務する看護職の多くは看護師であり、地域包括支援センターの看護職に求められる基本的な役割やスキルを系統的に学ぶ機会がないため、ぜひ東京都看護協会の研修に取り入れてほしいという要望が多く寄せられました。

 

今回の交流会参加者の要望を踏まえ、令和6年度は東京都看護協会の実務実践研修として地域包括支援センターで勤務する保健師・看護師を対象に「地域包括支援センターの看護職の資質向上のための研修」を4回シリーズ(受講料 会員:3,300円・非会員9,900円 /1回)で実施することが決定しました。

ぜひご参加ください。

 

研修日 研修名/ねらい
第1回 5月12日(日) 地域包括支援センターの看護職の役割(基礎編)
地域包括支援センターの看護職に求められている役割を知る
第2回 6月15日(土) 効果的な健康教育の企画と方法
介護予防ケアマネジメントを効果的に進めるための方法を知る
第3回 8月 3日(土) 地域診断
地域診断の手法を理解し、包括的・継続的ケアマネジメントを進めることができる
第4回11月9日(土) 地域包括支援センターの看護職の役割(応用編)
地域包括支援センターの看護職に求められる権利擁護の視点を養い、社会に求められている役割を知る

研修申込開始は、研修日の2カ月前の1日からとなります。
詳細はウェブサイトをご確認ください。(5月開催のみ4月1日~)

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