看護職人生の組み立て方
実現したい未来に向けて自己探求ワークショップ
開催報告
日程 令和5年12月16日(土)
時間 13時-16時
会場 公益社団法人東京都看護協会 3階301研修室
看護職人生の組み立て方 ~実現したい未来に向けて自己探求ワークショップ~を令和5年12月16日に開催しました。
この研修は、「これからどうする?」看護職としての仕事や人生に悩んでいるいまこそ、自分をプランニングしてみよう、というコンセプトで新規企画として開催しました。
講師には、NPO法人看護職キャリアサポート代表の濱田安岐子先生をお招きしました。キャリアを振り返るワークを交えながら、先生のご経験を交えた講義を受け、キャリアデザイン等について考える時間となりました。
講義では、
・看護職の価値やキャリア、個人の経験や活動に基づく態度や行動が重要で、看護職のキャリアが社会で十分に評価されるべきだ。
・看護職が幸せになることが患者ケアにも良い影響を与える。看護職自身のウェルビーイングを考えることが大切である。
・看護職の置かれている厳しい現状には、忙しさや人手不足、相対的な給料の低さ、患者への対応の困難さなどが影響しており、これらの課題に対する解決策が模索されている。
・看護職の特性として、他者のニーズを優先することが求められ、自己のケアが疎かにされることがある。
・キャリアデザインは自分がやりたいことを主体的に追求し、社会の中での役割を見つけるプロセスである。
・キャリアをデザインする際には、自分が実現したい価値観を大事にできる方を選択し、経験を積み重ね、自分がやりたいことに向かって能力を開発し、自己実現を目指すことがキャリアデザインの本質である。
等、過去を振り返り自分を見つめ直すとともに、参加者同士で思いを共有する時間もとりながら進み、あっという間の3時間となりました。
研修受講者からは、「自分を見つめ直す機会にもなり、過去から現在を振り返り、私も頑張って来たんだと思えた」、「グループワークで色々な意見が飛び交い自分らしさを失わず働こうと思えた。刺激をたくさん受けた」、「自身のこれまでの経験や傾向などを振り返り気づく機会となった。」等の感想が寄せられ、また開催してほしいという声をいただきました。
東京都看護協会では、看護職の経験やキャリア形成をサポートする研修を引き続き実施いたします。ご期待ください。