災害対策委員会主催 <管理者向け研修> 開催報告

「地震は必ず起きる!看護業務に必須なBCP ~目の前の患者と職員を守るための対策~」

2023年9月30日(土)開催

 

【講義】
・過去の災害から学ぶ、被災した病院の姿/地震における東京都の被害想定
・BCP策定に必要な要素~患者に近い看護師の立場から~
 講師:吉 紀三(災害対策委員;株式会社ランジェ)

 

【シンポジウム】
役割が異なる病院の災害対策 事例から考える
話題提供者:久下 みどり(災害対策委員;東京都立広尾病院)
      宮地 富士子(災害対策委員;東邦大学医療センター大森病院)

 

【グループワーク】自施設の看護業務の災害対策と発災時の課題解決に向けて

 

令和5年9月30日(土)に災害対策委員会主催<管理者向け研修>を開催し、看護管理者・災害担当師長の73名にご参加いただきました。

施設でBCPが策定されていても「策定したBCPには不足があるのではないか」、「策定したBCPで本当に動けるのか」と不安に思う看護管理者は多く、昨年に引き続きBCPと災害対策をテーマに研修会を企画しました。

昨年度は半日研修のため、時間が短かったというご意見がありました。
そこで今回は1日研修とし、講義・グループワーク・シンポジウムと、盛りだくさんの内容で開催しました。

 

グループワークでは、
1 大地震発生時、施設としてどのような課題が発生するのか
2 BCP稼働レベル決定に必要な要素は何か

を自施設の状況を踏まえながら話し合うことで、自施設のBCPや災害対策について、検討すべき点や改善点を明確にすることが出来ていました。

 


[シンポジウムの様子]

 

 

【アンケート結果より】
・同じ規模の他施設の方とお話しできたことで、他施設の課題と自施設の課題を比較して、今後取り組むべき優先度が確認できた。
・BCP策定にとりかかる、やる気、気力が湧きました。一歩でも先に進もうと思います。
・自施設は、BCP策定がゴールになっており、机上の空論となってしまっていた。現場レベルに落とし込むヒントをたくさん頂いた。

 

 

首都直下型地震は30年以内に70%の確率で発生すると言われております。
今後も、大地震への備えについて災害対策委員会と一緒に考えていきましょう。

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