令和4年度 医療安全管理者養成研修修了者フォローアップ研修
本協会では医療安全管理者養成研修で立案した医療安全活動のアクションプランについて、6か月後の活動の振り返りを行うために、フォローアップ研修を開催しています。本年度はコロナ禍で出席できない方もいらっしゃいましたが、110名の方にご参加いただきました。
研修目的:自己が取り組んだ課題に関する情報交換を行い、医療安全管理者としての知識をさらに深め、今後の活動推進に向けたヒントを得る。
開催日時:第1回:1月19日(木)13:00~16:00
第2回:2月3日(金)13:00~16:00
開催場所:東京都看護協会大研修室
【研修内容】
■グループディスカッション
医療安全委員がファシリテーターとなり、3~7名のグループで、それぞれの活動記録に沿って活動状況を発表し、活動の中で生じた新たな課題についても話し合いました。
■発表・全体での意見交換
各グループでまとめたものを全体で共有しました。グループで出た質問について、自施設の経験を踏まえ、ファシリテーターを含め受講者が、相互にアドバイスしました。
[写真:発表の様子]
グループのまとめ(例1) | グループのまとめ(例2) |
医療安全活動を継続して行ううえで重要な医療安全管理者の姿勢を「見える化」しています。 | グループで出された課題に対して、それぞれの施設での取り組みの重要なポイントを整理しながら学びを深めています。 |
【全体のまとめ】
全体の総評で「医療安全管理者養成研修において習得すべき基本事項」を確認し、今後も継続的に医療安全に資する学習と経験を積み上げていくことの重要性の認識を高めました。
[写真:全体のまとめ]
『医療安全管理者養成研修において習得すべき基本事項』※ |
1)医療安全の基本知識 ※医療安全管理者の業務指針及び養成のための研修プログラム作成指針.厚生労働省.令和2年改定より |
受講者アンケートより
参加者ひとりひとりが、自身の課題を持ち寄り話し合うことで、目的を達成するために有効に研修を活用された様子がうかがえます。
1 自己の課題に対する情報交換は行えたか
2 医療安全管理者としての知識は深まったか
3 今後の医療安全活動に向けたヒントが得られたか
受講生の意見
・コロナ禍でなかなか他施設との交流が持てない中、本当に有意義な時間を過ごす事ができた。受講者が大体同じ職位で意見交換ができる事で「1人じゃない」と改めて感じることもできた。
・色々な施設の規模、役割の方々と意見交換ができた事が良かった。院内放送などを利用し、患者さんにも協力を得る取り組みは良いアイデアだと思った。
・グループワークで参考になる取り組みをされている方と一緒になり、今後の参考になった。
担当:危機管理室