がんフェア~AYA世代とともに 相談コーナー協力報告

2023年6月17日(土)、18日の2日間にわたり開催されたイベント、「がんフェア~AYA世代とともに」に協力しました。

 


[がんフェア会場]

 

このイベントは、「がん」に興味を持ち、楽しく正しく「がんのコト」を知る場を作りたいという想いから企画された社会イベントです。
若者を中心とした世代(AYA世代)にとって「がん」は遠い存在に感じますが、今、日本では2人に1人が「がん」になると言われています。自分や、大切な人、共に働く職場の人が、ある日突然「がん」になったら、どうするか?また、AYA世代が「がん」に罹患してしまうと、進学・就職・結婚・出産・子育てに影響が出て、社会的にも大きな問題となります。

 

主催の公益財団法人がん集学的治療研究財団は、40年以上、がんの臨床試験を全国の病院(延べ約7,000病院)と実施し、がん患者さん約45,000症例の臨床データを解析して、がん治療に関する情報を国内外に発信すると共に、未来のがん医療をより良くするために尽力している財団で、医療機器開発、臨床試験のサポートや研究への助成、蓄積された研究データの再解析により、新たに得られる情報の発信、意見交換・情報交流の場となる講演会やイベントの実施など、あらゆる方面から、より良いがん治療を推進する事業を行っています。


[公益財団法人がん集学的治療研究財団 山岸理事長による特別講演]

 

東京都看護協会は、がんフェア会場で、がん看護専門看護師と保健師による相談コーナーを担当しました。
がん治療や副作用のこと、不安な気持ち、ご家族からの相談など悩みを伺い、どうすればよいのかを一緒に考えました。


[相談コーナーで相談を受ける佐川常務理事]

 

相談を担当したがん看護専門看護師の吉岡看護師は、「当日は、さまざまな地域から会場にいらした患者さん、ご家族、がんというものに関わってこなかった方の看護相談をお受けしました。看護相談を通じて感じたことは、相談に来てくださるまでにはその方の背景にさまざまな思いがあったことです。初対面の看護師に気持ちを伝えるまでには時間が必要だと思うのですが、このイベントを通して、看護師に気軽に話してみるという体験をしていただけたのかなと感じております。これからも地域住民の方の生活がより安心できるものになるように願って看護活動をしていきたいと強く思いました。

 


[城北看護ステーション がん看護専門看護師 吉岡看護師]

 

今後も、看護職の持てる力を発揮し、看護・医療の発展に協力していきます。

 

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