会長 柳橋礼子

 

 会員の皆様には日頃より東京都看護協会の活動にご理解ご協力を賜り誠にありがとうございます。社会は日常を取り戻しておりますが、看護を取り巻く環境は未だ回復途中にあります。3年間のコロナ禍では、それぞれの立場で最善の策を講じ、ベストを尽くしました。この経験が看護職一人ひとりの看護への意識を高め、より強い意思と覚悟のもと、活動が進められているように思います。困難な状況が続きますが、会員の皆様と併走しながら事業を進めてまいりたいと考えております。
 令和5年は、「看護師等の確保を促進するための措置に関する基本的な指針」が30年ぶりに改定され10月に告示されました。指針は、「看護職の勤務環境や処遇の改善」「就業者の確保推進」「資質の向上支援」など、看護職を支えることで国民に良質かつ適切な医療・看護を提供することを目指す大変重要なものです。この指針に基づき、国・都道府県の政策が方向づけられることになります。また日本看護協会は6月に「生涯学習ガイドライン」を公表し、専門職としてのキャリア形成と資質向上について明記しています。
 令和6年度は東京都保健医療計画が策定され、向こう6年間の方向性が示されます。東京都看護協会は、国・都道府県の動向を見据えた事業運営をしてまいりたいと思います。
 これからも会員の皆様の情報交換や交流の場を目指して事業を進めてまいりますので、ご支援のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 

令和6年3月15日