会長 山元 恵子

桜の花も早々に咲き誇り、いよいよ4月1日、令和3年度が始まりました。東京都看護協会のホームページをご覧の皆様方も、新年度が始まり新入職者を迎えられ仲間が増えたこと、4月という新しいスタートに対してお慶び申し上げます。協会を代表し、日頃当会の活動にご賛同・ご支援に心より感謝申し上げます。

 

今、世界は新型コロナウイルス感染症により沢山の命と人々の暮らしや経済に大きな打撃を与え、人々の往来も制限を受けて自由に海外に出掛けることもできません。国内の状況も変異型ウイルスの感染拡大の不安やワクチン接種の遅れなどにより、東京で開催予定のオリンピック・パラリンピックに影響が出ることを懸念しながら感染者数の増加に、日々不安な毎日です。医療機関や施設等の現場において、COVID-19の業務に向かい、日夜看護を遂行されている皆様方には、衷心より敬意を表し、御礼申し上げます。東京は皆さんのおかげで看護が維持されていますこと誇りに思います。

 

当会でも昨年(2020年)の4月には、当協会の危機管理室内に「新型コロナプロジェクトチーム」を立ち上げ、外部の専門家を招聘し、迅速に現場の支援をしました。そのほか、協会内でのCOVID-19に関する主な活動を以下のように実施し、今年度も継続しています。

 

・危機管理室・新型コロナプロジェクトチーム

(1)看護職に対して新型コロナウイルス感染症の最新情報をWeb配信、

(2)新型コロナウイルス感染症によるHP上の相談窓口の開設、

(3)クラスター発生病院への管理、感染、実務支援の看護職の派遣

(4)メンタルサポートの相談窓口の開設と出張相談、

(5)感染に強い看護職の育成を目指し、寄付講座の開設

(6)協会職員の大阪・旭川・仙台等の病院への応援看護師の派遣、

(7)ワクチンセミナー・ワクチン実技講習会。

 

 ・教育部・事業部・プラザでは研修とイベントの開催方法の見直し検討他

(1)実務実践研修・認定看護管・語学研修はWebと対面のハイブリット型研修、

(2)看護学生看護研究学会・看護研究学会はWebによるライブ開催、

(3)東京都受託事業はオンデマンドによるオンラインと対面グループワーク、

(4)保健師の疫学調査や電話相談事業の教育研修支援、

(5)島しょ看護職に感染対策の教育研修支援、

(6) COVID-19関連の就業相談と潜在看護師の就業支援。

 

・総務課では協会内の環境整備からテレワークの準備と支援他

(1)医療機関クリニック・看護学校・看護系大学へマスク等の物資の提供業務、

(2)館内の職員のテレワークの実現と労働衛生と労務管理の支援、

(3)協会の新型コロナ対応の広報活動と一般都民からの支援金の受付調整、

(4)新型コロナウイルスに感染した看護職の見舞金制度の創設、

(5)協会職員の大阪・旭川・仙台等の病院への応援看護師の派遣支援。

現在は、宮城県の感染拡大による医療機関の看護職不足のために仙台の医療機関へ看護支援に出掛けています。まだまだ予断を許さない状況です。

 

最近、明るい話題が少ない中でも勇気づけられたニュースがありました!!

競泳の日本選手権、100メートルのバタフライの決勝で白血病から競技に復帰した「池江璃花子選手」が57秒77で優勝し、東京オリンピックのメドレーリレーの代表選手に内定したことはとても感動しましたね。日本の国民の約8割はこの池江選手のレース後の涙と共に思わずもらい泣きしてしまったのではないかと思います。最後の言葉も素敵でした。「努力はいつか必ず報われると思った。このバタフライは一番時間がかかると思っていた種目。ここにいることに幸せを感じようと思った」と声を震わせて語っていた様子に共に泣けてきました。やっぱり東京オリンピックで池江選手のリレーで一番の様子やバタフライを泳ぐ姿が見たくなりました。(ちなみに私もバタフライを泳ぎますがとても100mは泳げない距離です、25mが精一杯です)池江選手のこの発言は、白血病の子どもたちやご家族だけでなく、日本中の人々に勇気と希望を与える強いメッセージでした。コロナ禍が続く今だからこそ、「一番時間がかかると思ったことでも、努力することで必ず報われる」この言葉の響きは当事者として辛い治療を乗り越えて勝ち得た素晴らしい重みのある言葉です。私たちも精一杯の職能団体としての責任と役割を果たし、今年も協会の職員一同看護の向上と看護職のために励んで参ります。どうぞ会員、賛助会員、企業、関連団体の皆様方もご支援ご協力のほどお願いします。そして、看護職の皆さん、そしてコロナ禍の現場で懸命に働く皆さんは決して一人ではありません、全国76万人の仲間がいます、いつでも東京都看護協会にご連絡下さい、お待ちしています。

 


専務理事 渡邊 千香子

 昨年に引き続き新型コロナウイルス感染症の対応で幕を開けた令和3年度、この感染症は相変わらず猛威を振るい終息する兆しが見えません。この間、本会は事業継続のために、研修などの多くを集合からwebにシフトし対応いたしました。また、防護具などの支援を始めとして、施設への直接訪問支援や業務応援、会員への見舞金支給なども新たに実施するなど、さまざまな対応をしております。これらの支援は、本会の事業活動をご理解いただいた多くの皆様の寄附により実現しております。皆様方の暖かいご支援に心から感謝申しあげます。
 会報は131号(令和2(2020)年9月末発行)から皆様のお手元に直接届くよう、個別配送となりました。住所変更等は「キャリナース」で手続きが可能です。本会からお送りする重要なお知らせを速やかに正しくお届けするために、お早めに会員情報の変更をお願いいたします。
本会は次年度も“with コロナ”で看護職に求められる事業を継続してまいります。今後ともご支援、ご協力のほど、よろしくお願い申しあげます。

 


常務理事 大橋 純江

 主に教育部事業を担当しております常務理事の大橋でございます。
令和2年度、教育部では研修事業をストップしないために研修毎に対策を検討し緊急事態宣言期間を除き、予定しておりました研修を実施いたしました。令和3年度も研修計画は会員全員のお手元に!をコンセプトに、タブロイド判をお届けいたしました。研修は実務実践研修を主として97研修、診療報酬に関連する、医療安全管理者・認知症・フットケアの3研修、認定看護管理者教育課程は例年通りファーストレベル2回、セカンドレベル、サードレベルを各1回開催いたします。また、看護研究学会も開催を予定しております。教育部は、今年度も会員の方のスキルアップを支援してまいりますので、多くのご応募をお待ちしております。

 


常務理事 黒田 美喜子

 令和2年度は新型コロナウイルス感染症の対応から始まりました。事業部では中小規模の病院、ケア施設等を皮切りに衛生材料の無償配布を実施しました。また、看護の日・両親学級・子育て支援事業・東京都受託事業のほとんどをWeb開催に変更しながらも継続してまいりました。そして12月には保健所支援のためのトレーサー育成研修も東京都から受託し、保健師職能の甚大なご協力のもと3回の研修を実施することができました。令和3年度も引き続き地域ケアにご尽力されている看護職能のみなさんへの研修や情報提供、都民の健康を守るためのイベントや公開講座の事業を進めていく予定です。本年度もご支援よろしくお願いいたします。

 

[動画メッセージ 2020年5月26日]