うちのお猫さま

 先月5月21日、私の猫が14歳になりました(保護猫なので誕生日は推定です)。雑種の長毛三毛の女の子で名前はアヴァン-Avan-。人間でいうと72歳といいますからもうお婆さんですが、私にとっては永遠の美猫女子です。名前の由来は梵字の「ア」と「バン」で両方とも大日如来を表します。生きものの生き死には神仏の領域、私たちには祈ることしかできません。それゆえに仏さまに守っていただきたくて仏教由来の名前をつけさせていただきました。

 出会いは東京都看護協会が飯田橋にあった頃、現JCHO東京新宿メディカルセンターに隣接する通勤途上にあった小さな公園で、外飼いのペルシャと野良の母猫の間に生まれた6匹の小さな小さな命のうちの1匹でした。母猫はほぼ真っ白の三毛猫で野良とはいえ、さっそうと歩く姿に思わず目を奪われる美猫でした。子猫たちが乳離れした生後2~3ヶ月頃、食べ盛りの我が子の為に交通量の多い大きな十字路の交差点を餌を探して何度も行き来していて交通事故で亡くなりました。突然親を亡くした幼子達でしたが、近所の餌やりさんがご飯を与えてくださっていて、偶然その方と親しくなり、猫と一緒に暮らすことが長年の夢であった私は1匹引き取ることを決めたのでした。今はあの小さな公園も母猫が闊歩していた小道も大通りに変わり、昔の面影はなくなりましたが、毎年母猫を偲び、亡くなった命日の夏に祈りを捧げに訪れます。娘である私の猫の無事と成長を報告した後は必ず協会があった場所を見に行きます。跡地はマンション建設予定地となっており、昨年は基礎ができつつありました。

 2歳頃だったか、愛猫に腎臓が1つしかないことが分かり、それからずっと食事は腎臓食を食べています。薬は腎臓、心臓、胆管炎用の3種類を飲んでいます。食物アレルギー(猫なのにマグロ...)もあり、小さな頃から腸の調子が悪く軟便気味で、お尻の毛を動物病院で刈ってもらっています。帰宅すると床がうんちだらけということも時々あり、徹夜で部屋中の床を拭いたことも。おかげで我が家は床だけはピカピカです。今ではおしっこの時とうんちの時の砂をかく音の違いが分かるようになり、うんちの時にはどんなに眠くても飛び起きてビニール袋を手に待ち構えます。

 そんな手のかかる我が家のお姫さまではありますが、毎日癒され、心が豊かに穏やかになり、救われています。これからも元気で幸せに、一日でも長く一緒に暮らせるよう、神仏に祈るとともに、できることは何でもしようと日々尽くす毎日です。

 そんな中、少し前まで音もなく余裕でシンクへ飛び乗っていた彼女が最近は躊躇するようになり、足腰の衰えが見え始めたので備えあれば憂いなし!と先日ペット用ステップを購入しました。しかし今のところ全く使ってくれる様子はありません...来年は老猫期に突入、介護も視野に入ります。ネットでペット用の介護用品を調べるとあるわあるわ、ペット用の紙おむつに床ずれ防止用マットレス、歩行補助ハーネスからお散歩用バギーと充実しています。人間同様動物たちも年を取ります。今は動物介護士の資格取得を目指そうかなと思っているところです。

 コロナ禍で動物と暮らす人が増えているそうです。同時に安易に飼った挙句に捨てる人、虐待する人も増えています。これらは皆「動物愛護管理法」違反!犯罪です。一緒に暮らすと決めたら一生面倒みることは飼い主の義務です。生きとし生けるもの全てが平和で幸せに暮らせる世の中でありますように。

総務部 会員サービス係 石川智子