台北の看護事情(第20回 東京都看護協会看護フェスタから)

皆さんは5月14日(土)にWEB開催した第20回 東京都看護協会看護フェスタにご参加いただけたでしょうか。看護フェスタは「看護の日」行事として、東京都看護協会(以下当会)では平成15年から毎年、新宿駅西口広場イベントコーナーで開催し、1400人前後の方にご来場いただいています。

 

コロナ禍の状況から18回、19回、そして今年度もWEB開催となりました。今年度は、台湾国台北市とのコラボレーション企画「聞いてみよう。台北の看護事情」と題し、収録ではありますが、当会会長と台北看護協会の理事長との対談という形でお互いの看護事情などを話していただきました。ご覧になっていない皆様にその中から少しご紹介したいと思います。

  人口 病床数 看護職就業者数/全国 会員数
東京都 13,960,000 118,000 130,000/1,680,000 47,596
台北市 2,500,000 19,951 30,954/183,939 31,250

規模の違いはあるものの、会員数を除けば同じような状況です。しかし、大きな違いの一つに協会の入会があります。台湾は法律上、就職したら必ず看護協会に入会しなければならず拒否することができません。それが上の表の就業者数=会員数となっています。個人の意思で入会(退会)する日本の看護協会とは大きく異なる点です。このような制度により、正確な就業者数の把握が可能となり、離職者や定年退職者の活用にも繋がっています。因みに台北市は人口から言えば台湾第四の都市ですが、協会会員数は台湾最大とのことです。最大の会員数により、国民からは責任ある重大な仕事をする人たちと認識され、コロナ禍の様々な協会活動を通じ、政府の大切なバートナーとしてリスペクトされ感謝状なども授与されています。看護の日の表彰式(貢献した看護師や優秀な看護などを表彰)には、台湾総統、台北市長も毎年出席するそうです。東京だと、たとえば岸田総理大臣と小池都知事が一緒に出席するようなことで、とても考えられないことです。

 

当会では、事業の拡大・推進のために一人でも多く会員入会を勧めるべく、昨年度末より会員増加プロジェクトを作り、役員・プロジェクトメンバーが看護職の皆さんが働いている現場に伺い会員入会のお願いをしています。看護職以外の方も是非賛助会員として入会をよろしくお願いいたします。

 

さらにお国事情は違うとは言え、何と言っても、様々な課題解決には制度化が必要なものもあります。会員拡大により組織力を生かした取り組みで、皆さんと一緒に頑張っていきたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 

専務理事 渡辺千香子