103歳 独居

今年如月、訪問看護の利用者であるNさんは103歳になりました。

 

今はベッド上の生活になりましたが、去年までは室内歩行も行え、銀行などの用事もヘルパーの助けを借りて自分で出来ていました。

 

しかし、今年に入り体調を崩し認知機能も低下し、寝たきり生活になってしまいました。このまま会話もできなくなるのかと心配しましたが、訪問入浴を開始し感想を聞くと「たいしたことない」とハッキリ答え、いつもの強気のNさん節が戻り復活を確信しました。その後桜の季節には、「今年も桜が、今年も桜が」とつぶやいており、いつになく感慨深い花見となりました。Nさんと初めて出会ったのは4年前で、退院後のリハビリのために入っていた老人ホームでした。長い廊下の向こうのほうから車椅子バスケットボール並みのスピードで足漕ぎをしたNさんが駆けてきて「お願い、早くここから出して欲しい、自宅がいいの」と懇願され、その時の受け持ち看護師と「自宅に戻りましょう」と伝え、喜び部屋に駆けていく後ろ姿は忘れられません。今も家にいたいと言う気持ちはぶれることなく続いており、ずっと笑顔がみられるように支えていきたいと思います。

 

さぁ今日からデイサービス再開です。久しぶりのデイはなみだなみだの再会でしょう。

千駄木訪問看護ステーション城北事業所  濱田 真子