40年後は・・・。

先日、祖母の墓参りの帰り、中学2年の時まで住んでいた公務員宿舎に立ち寄ってみた。35年前公務員宿舎は6棟あり、1棟に16世帯が入居する大規模な公務員宿舎であった。

ところが、その地に行ってみると宿舎は跡形もなく取り壊され、そこには行政・司法関係の最新の大規模施設が建てられていた。後でわかったことだが、宿舎は2012年に廃止が決まり取り壊されたようである。周りの小学校、中学校、公園は当時とほぼ同じだったので、少し寂しい感じもしたが、これも時代の流れのことなのでしょうがない気もする。

日本は地震・台風・火災などが多いためか、木造から鉄筋造の建物が主流になった今でも建物を建て替えるという文化・習慣がある。伊勢神宮でも式年遷宮というお祭りがあり、20年に1度社殿を建て替えている。

このような文化・習慣を背景に、日本では法律上、土地と建物が別個の不動産として取り扱われており登記も別々に行われる。一方、イギリス、アメリカ、ドイツ、フランスなどの欧米諸国では、建物は土地の一部とされている。そのため、建物単独に所有権などの権利が発生する余地はない。欧米諸国では石造の建物が主流なため、建物は半永久的に土地とともに存在するということが背景にあるようだ。

筑土八幡町にあった旧会館の建物は1980年に東京都牛込職業訓練専門校として竣工。39年後の2019年に取り壊された。そして、現在は写真のとおりの姿となっている。約40年後、この会館はどのように生まれ変わっているのだろうか。もし生きていたら、見てみたい気もする。

総務部 仲宗根洋

西新宿新会館建築用地(2015年8月6日撮影)
旧会館跡地(2021年11月10日、中澤さん撮影)