看護の文字解き

 今年の4月から協会職員となりました。そこで改めて「看護」という文字について調べてみました。

 看の字は、「手」と「目」から構成されていて、手をかざして遠くを見る~注意深く見るという行為を表しています。

 護の字のへんの部分は「言」で言葉、つくりの下半分の「又」は右手、上半分はみみずくのような毛角のある鳥類を示しているとのこと。

 鳥は、神様からの使者・霊的なものと考えられていました。そのため「護」は、その姿や鳴き声で神意や吉凶を告げる鳥占いに関連する文字のようです。神官の告げる神の言葉で禍々しいものを防ぐ・守るということでしょうか。

 現代的なイメージとしては、手で小鳥を包んで優しい言葉をかけている姿のほうがしっくりきますね。

 手と目と言葉という、人が人と関わる時に一番基本となっている要素が集約された素晴らしい熟語だと思います。

 新型コロナウイルス感染症の蔓延により、換気の重要性が叫ばれ、図らずもナイチンゲールの「看護の第一原則は屋内空気を屋外空気と同じく清浄に保つこと」が想起されるような事態になりました。去年の夏は、屋外で2メートル以上の距離が保てていれば、熱中症予防のためマスクははずしましょう、とも言われていましたが、今年は屋外でもマスクをして歩いている人が増えたように思います。早くマスクをはずして、「屋外の清浄な空気」を思いっきり吸えるような日常が戻ることを願うばかりです。

総務部 西田