訪問看護を続けていくこと

1年の中でも多くの花々の咲き乱れる美しい季節、お変わりなくお過ごしでいらっしゃいますでしょうか?訪問看護の仕事に携わって早くも10年以上の日々が過ぎました。

振り返れば、私自身の訪問看護師としての仕事に対するミッション(使命感)は次第に変化してきています。当初は、「病を持ちつつ在宅で暮らす皆様のその人らしさを大切にする支援を行う」(まさに看護の教科書のようですね)でした。働き続けるうちに、「生きるために必要な医療処置があり、看護師がいなくてはご自宅で過ごすことが難しい方のお役に立つこと」がしたい、と思い、次にご利用者様の健康の維持継続を励ましつつ行うことが主眼となり、「今日1日、病んでいる人、友を求める人を訪れるために私の手・足・言葉をお使いください」(マザーテレサの言葉そのままですね)となりました。

今改めて東京を見渡しますと、環境毒素(排気ガス・騒音・食べるもののことなど)が気になって参ります。直接的な個人の健康管理とは別の問題かもしれませんが、なぜ、癌や脳血管障害がこんなに多いのか?なぜ、アルツハイマー病をはじめとする認知症が増え続けるのか?なぜ、パーキンソン病をはじめとする神経難病が増え続けるのでしょうか?

私たち都民の健康を妨げる要因はもしかしたら沢山あるのでは?そして、それらに関わるに至った私たち自身の生活習慣の盲点は何なのでしょうか?我ながら、壮大なテーマに気づいてしまったと思っていますが、環境と私たちの生活習慣の問題は日々の生活に密着し薬を飲めば症状が治まるような即効性は期待できなくても、都民の皆様がより健康に、幸せになって頂くお手伝いができるように、環境問題と生活習慣にも着目しつつ、まだまだコロナ下ではありますが、日々出会うご利用者様の可能性を信じて訪問看護を続けていくことを私の現在のミッションとしてみたいと思う所存です。

千駄木訪問看護ステーション城北事業所 辰巳順子