2月2日節分と春の訪れを待つ日々

東京都内では新型コロナウイルス感染症の拡大防止のために人流の抑制を目的に、令和3年1月8日から2月7日までの期間緊急事態宣言が発令されました。都民に向けて不要不急の外出や20時以降の飲食店の営業の自粛、イベント開催の制限等の要請があります。この根底には、感染患者の増大や病院や医療施設内での感染対策と医療安全の継続が困難で、特に重症患者さんがスムーズに入院できないことが要因の一つと推察できます。またPCRが陽性で、65歳以上や合併症のある感染者でも自宅での療養を余儀なくなされている現実があります。

 

そこで、八王子地区では、新しい試みとして、「10daysルール」を作り近隣の医療機関や介護施設等40か所がネットワークを作り、COVID-19の発症から10日後、他の患者への感染のリスクが低下するというエビデンスの元、近隣の一般病院に転院させる仕組みで運用されているそうです。限りある重症用のベッドを適正に活用するためにはとても有効な方策であるといえます。元々、八王子地区では、平時から地域連携がしっかりできていて、空床管理を入退院支援室やケースワーカの皆さんで話し合うことができていることも今回の対応の素地となっていると感じました。今回のように新型コロナウイルス感染症の受け入れについては看護部だけでなく、病院のチームが一丸となって取り組むことが大切であることを痛感する次第です。病院として患者の安全と感染対策は最も重要で優先される課題です。このことは施設の規模や種別に限らず、感染対策と医療安全が両輪で活動することを願って、かつて厚労省が「安全な医療を提供するための10の要点」を策定しました(平成13年)。これは「感染管理」にも当てはまることで、「温故知新」この10か条はいつの時代にも大切で、当たり前のことを継続させる難しさを痛感します。

 

(1)根づかせよう安全文化 みんなの努力と活かすシステム

(2)安全高める患者の参加 対話が深める互いの理解

(3)共有しよう 私の経験 活用しよう あなたの教訓

(4)規則と手順 決めて 守って 見直して

(5)部門の壁を乗り越えて 意見かわせる 職場をつくろう

(6)先の危険を考えて要点おさえてしっかり確認

(7)自分自身の健康管理医療人の第一歩

(8)事故予防 技術と工夫も取り入れて

(9)患者と薬を再確認 用法・用量 気をつけて

(10)整えよう療養環境 つくりあげよう作業環境

 

 すべての国民、ひとり一人が感染対策に向き合あい、この国難を乗り越えて参りましょう。「朝の来ない夜はない」もうすぐ朝日と春も、そこまで近づく気配を感じています。

事業部 会員係 駒木根 由美子