新型コロナウイルス感染症に伴う両親学級の取り組み

 私は令和2年4月1日に東京都看護教会、事業部事業係に入職いたしました。その当時は皆様もご存知の通り、中国武漢から広がった新型コロナウイルス感染症が猛威を振るっており、入職日の翌日より2か月間の在宅ワークを余儀なくされました。その間、3月から子育てに関する事業(両親学級、すくすく広場、学習会など)はすべて中止の状態でした。しかし、妊娠中の妊婦やその家族の皆様はこれから向かえる出産や子育てに多くの不安や悩みを抱えており、両親学級開催の時期についての問い合わせなど多くありました。

 

 6月に入り来所による勤務となり、両親学級の開催について担当者と何度となく話し合いを重ねました。重要なポイントは感染防止が第一、そして一方通行にならない様な研修の在り方でした。その結果ZOOMでの開催方法となり、事前にテキストを送付し、テキストを中心にスライドを作成した講義形式のオンライン配信を6月17日に実施しました(沐浴指導は除外)。講義終了後は質問コーナーを設け、不安や心配などに対応し、アンケートでその評価を行いました。下記がアンケート結果(感想、意見)の抜粋となります。

 

 ・地域の両親学級の参加ができない状態で、夫婦で参加できる機会を設けて頂きありがたかった。

 ・ゆったりした気分で日程調整もしやすく、気軽に参加できることはリモートのメリットであると思う。

 ・沐浴の方法、抱っこの仕方、呼吸方法など参加者と一緒に実践できるものをもっと盛り込んで欲しかった。

 

 その結果をもとに、7月の第2回開催からはクイズ形式を取り入れ、参加者とのやり取りを多く持ち、対面での研修により近い状況になるよう工夫をしました。その結果約90%以上の参加者の満足、高評価を得ましたが、沐浴など実践に関しては

 

 ・沐浴の方法について一番関心があったので、実習してみたかった。

 ・沐浴の実習ができなかったのは残念です。

 

との感想が多く、オンラインで沐浴の実践について検討していきました。9月以降は月1回で、講義・沐浴実践を同日2時間で実施することとなり、現在に至っています。10月,11月のアンケート結果では

 

 ・沐浴実習がわかりやすかった。

 ・沐浴の手元が見やすく、オンラインでの良さがあると感じた。

 ・内容がとても良かったが、音声が聞き取りにくかった。

 

とおおむね高評価を得ました。この状況がどの程度継続するのかわかりませんが、今後は両親学級に参加することで、参加者がすこしでも不安が解消できるよう、前向きに取り組みを継続することが重要だと感じています。

事業部事業係 十日市科奈子