コロナ禍の駅伝・マラソン大会

東京都看護協会が後援する東京マラソンについて、東京マラソン財団から2021年は10月17日(日)に開催することが発表された。2021年3月7日に予定していた開催時期を秋に変更し、約3万8000人の一般ランナーの定員を減らさない形を目指す方針だ。

 

私は、市民ランナーとして、年に数回ハーフマラソンやフルマラソンの大会に出場していた。東京マラソンも数回走らせてもらった。仕事が終わったら毎日のように練習を重ね、大会で緊張しながらも完走し、達成感を楽しむという日常だったが、コロナ禍で多くのマラソン大会が中止となり、今は練習量が極端に減っている。健康維持のためにジョギングを継続しているが、仲間との練習会や休日のロング走の機会がなくなり、生活の大きな変化に気持ちが追い付かないと感じることもある。

そんななかでの東京マラソン開催決定は、市民ランナーにとって、希望を与えてくれる明るいニュースだった。

 

一方、学生や実業団の陸上の大会は、感染症対策を講じながら開催され始めている。人気コンテンツとなった男子の学生三大駅伝は、出雲駅伝こそ中止になったが、10月には箱根駅伝予選会が、昨日は全日本大学駅伝(熱田神宮→伊勢神宮)が開催された。12月の高校駅伝の全国大会も地区予選が始まっている。コロナ禍での開催は、関係者の相当な努力の賜だと思う。

 

マラソンや駅伝は、ほとんどが公道を使用するため、自治体や地元警察等の協力、そして何より地域住民の理解がなくては開催できない。平時の大会でも、交通規制や騒音等、住民に迷惑をかけながら開催していることは、参加者としても十分に自覚しているし、そのうえで協力してくださっている方々に心から感謝している。

お正月の箱根駅伝は、沿道での応援自粛を要請して開催される。

応援自粛という協力。まさに新しい生活様式のひとつだ。

ある意味とても難しい協力要請だが、無事に大会が開催され、選手や大会を運営する学生たちのこれまでの努力が報われることを願ってやまない。

スポーツが、人々に希望を与えてくれて、明るい未来に向かう力をくれる。それが実感できる大会となることを期待したい。

総務課 成田悌子