第108回 2018年12月17日 「はじめてのかいがい」

○7月のとある日
「仲宗根さん、12月にタイに行きなさい!」にわかに信じがたい話があったのは、7月。
当協会の海外ボランティア研修のコーディネータとして、タイに行くらしい・・・。
12月はただでさえ忙しいのに、新会館建築も大詰めで、多忙を極めるのは目に見えている。
返事をためらっていると、会長から一喝。「海外行ったことないんでしょ!外から日本を見てきなさい。」
そう・・・。何を隠そう私は、47年生きてきて、一度も日本を出たことがないのである。
言われてみると、またとない機会だと思い、12月4日から8日まで海外ボランティア研修のコーディネータとして、タイに行ってきた。
「正式な」研修報告は別途提出するので、ここでは、思いゆくまま綴ってみる。

○出国
パスポートはここにあるな。ん?出しにくいな。別のところ入れよう。
ゴソゴソ。数分後、あれっ?!パスポートがない!! あった・・・。
という誰にも言えないことがあったが、顔には出せないので平静を装う。
「仲宗根さん、やっぱり緊張してるね(笑)」と黒田常務。見透かれている。
搭乗手続きが終わり、いよいよ出国手続き。どんなもんなんだろうと期待と緊張。
パスポートを開いて置くと緑のランプが点灯。そのまま、誰もいないところを通り過ぎようとすると、「スタンプ押さなくていいんですか?」と入国審査官に声をかけられ、「押します!押します!」と慌てて戻り、パスポートに記念すべき初の出国スタンプを押してもらい、しばし感激(笑)。でも意外にあっけなかった・・・。

○機内 夜中の0:05に羽田空港を離陸。到着時刻は現地時間の5:00。フライトは約7時間。
ここで睡眠取らないと。到着後、朝からスケジュールは詰まっている。
機内に持ち込んだ「地球の歩き方」。買ってから、一度も読んでないので、読んでみたが、字が小さすぎて、疲れてきた…。でも、眠れない…。
それじゃ、音楽を聞きながら寝ようかと思い、タッチパネルから色々探すと、この前、観たばかりのクイーンのボヘミアン ラプソディーのサウンドトラックが。聴き始めると、気分が高揚し睡眠どころではなくなった・・・。しまった・・・。
そうこうしているうちに、現地時間の3時頃、機内食。
美味しかったが、正直眠っていたかった。隣の高麗係長をふと見ると、既にお酒をたしなみ睡眠中。タフだ。やはり胃袋がタフでないと海外滞在は難しい・・・。
やっと、うとうとしてきたと思ったらドスンと衝撃。着陸だ。結局、一睡もできなかった。

○タイ入国
機内から出て入国手続き。緊張高まる。スーツケースの中を開けられて、持参した薬を麻薬と間違われないだろうか・・・。連行されるのではないかと頭をよぎった。
タイの入国審査官が手招き。パスポートを差し出し、スタンプを押してもらう。やった!はじめて、日本以外の地を踏むー!と感傷にひたっていると、入国審査官が「目を見て!」と日本語で呼び止められる。ヤバい…なんかひっかかったかと思い、入国審査官の目をじっと見ると、「Here!」と目の認証システムを指指された。数秒後、OK!と言われて、無事にタイに入国。

○バンコクの街
とにかく暑い!35℃・・・。通常、この時期は乾季でこんなに暑くはないらしい。
12/5(水)は前国王のラーマ9世生誕日ということで祝日。車の渋滞はないそうだ。
車はほとんどが日本車。意外と新しい。一方、バスは色々な種類があり、面白い。
日本で50年くらい前に走っていたものが現役で走っている。窓は全開。エアコンはなし。エアコン付きのバスは運賃が高いとのこと。
一番驚いたのが電線。あまりにもカオスでごちゃごちゃ絡まりあっている。電柱も低いので、触れると感電するらしい。タイの人が日本に行くと、電線がきれいなことに感動するらしい。

○タイの人たち
タイの人たちは、挨拶するとき、ほとんどの人が合掌する。その昔、山田長政という日本人がタイのアユタヤに渡り、ビルマやカンボジアと戦いアユタヤ王朝を守ったこともあって、タイの人たちは親日的。私が話した人のほとんどに、簡単な日本語が通じた。
全体的に小柄な印象。一回の食事の量は少なく、一日に5~6食くらい食べるとのこと。

○食事
ほとんどの料理に、エビ・カニが使われており、ココナッツミルクで味付けされ、パクチーが添えられている。全般的な味付けは、甘じょっぱく、ご飯が進む。マッサマンカレーは絶品。私は、甲殻類アレルギーのため、エビ・カニを抜いてもらったものを頂いたが、ホテルに帰ってから3日間蕁麻疹が出てしまった。調理器具は同じの使っていたのかも・・。

○最後に
今回、はじめて海外に行き、あらためて日本はあらゆる面ですごい国なのだと感じた。
日本人は、勤勉で、規律正しい。タイの医療・看護も日本を模範としているとのこと。
とすれば、日本の首都東京の看護職は、世界から模範とされる存在なのだ。私は、東京都の看護職の皆さまが世界から模範とされるため、少しでもお役に立ちたいと考えている。

最後に、今回のタイボランティア研修に同行した研修生の皆さま、サミティヴェート病院の高田様、シリポーン様、ニプロタイランドコーポレーションの皆さま、ニプロ株式会社国内事業部 片田様、河合様、現地ガイドのMOMOCO様にこの場を借りて、心から感謝いたします。無事に充実した研修を完了できたのも皆さまのおかげです。ありがとうございました。

総務課長 仲宗根洋
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サミティヴェート病院
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ニプロタイ工場
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アユタヤ

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