第71回 2018年4月2日 『新年度のご挨拶』

 東京都看護協会のホームページを、いつもご覧頂きまして誠にありがとうございます。また日頃から当協会の事業にご理解、ご協力を賜り紙面をお借りして御礼申し上げます。

001.png002.png 都内では桜の花も満開を終えて、初々しい新緑の葉をつけ始めて参りました。新緑の初心者マークを胸に今日から初仕事の看護職を迎える職場の皆さんも多いのではないかと存じます。 この季節は気候も不安定な上に、お友達との別れと、新たな出会いにより、少し緊張しながら過ごしている若者たちも多いことでしょう。どうぞ、それぞれの施設で先輩方から快く迎え入れられ、お互いに心穏やかに『安全最優先』で仕事がスタートできることを心より祈念します。

すでにご承知のとおり、今年度は診療報酬、介護報酬、障害福祉サービス等のトリプル改定に加え、国民健康保険の責任主体が区市町村から都道府県に移り、医療院の創設等の社会制度改革が一斉にスタートする年であり、病院、診療所、クリニック、各種施設、老健施設、訪問看護ステーションなどの管理者の皆様にとっては大変多忙な毎日かと存じます。

 当協会では平成30年度は、2020年の東京オリンピック・パラリンピックへの支援にもつながる、グローバル社会の到来に向けて昨年度から実施した初心者向け多国語会話研修や更に2025年の課題に向けての「地域医療構想」と「地域完結型医療・看護・介護の一体化」の早期実現に対応できるよう、当協会自主事業である教育研修の見直しを行いました。本会の教育理念である「看護職のキャリア開発と自律を支援し、変化する社会のニーズに対応した質の高い看護を提供できる人材を育成する」を基盤に次の3つのポイントを改善しました。

  1. 実務実践能力の向上に関する研修計画では、日本看護協会版の看護師のクリニカルラダーレベルⅠ~Ⅴを表示しています。これはあくまでも目安であり制限をつけているものではありません、参加者の学習コンパスとしてお考え下さい。
  2. 実践能力の向上に関する研修計画では、東京都看護協会版の研修構成要素を8つのPARTNERS:パートナーズ(P=実践力、A=自主性、R=責任感、T=思考力、N=新しさ、E=根拠、R=役割モデル、S=組織化)の該当に分けて太字で表示しています。これは講師や教育者のねらいと研修生の参加目的にずれがでないように可視化したものです。
  3. 診療報酬関連の研修を会員のニーズに応え充実させました。特に今年度は改定に向けての解説は平成29年度末である3月28日から今年度に入った4月13日までの17日間、開催いたします。

また、加算に対応する研修コースと人員についても拡大いたしました。

 むすびに、本会では、会員の皆様方の要望や社会のニーズに対応しながら質の高い看護実践やキャリアアップの実現に向けて、専門性の向上と継続的な学習活動のキャンパスとして全会員参加型の教育計画を企画して参ります。また、平成31年度からは現在の飯田橋から西新宿4丁目に移転し、新会館での研修が開始されます。これまで以上に充実したアメニティや学習環境が提供できるように準備をしておりますのでご期待ください。そして、本会では会員の皆様への研修だけに留まらず、社会的活動として地域住民の人々に対する健康学習やボランティア活動、地域活動に対しても看護職能団体としてこれまで以上に貢献してまいります。 今後とも会員をはじめとする看護職の皆様方のご参加とご協力を引き続き、賜りますよう重ねてお願い申し上げます。

会長 山元恵子 

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